2009年06月 アーカイブ

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Consumer Goods Forum設立について

組織の概要
 2009年6月18日、世界的な食品・消費財業界団体であるCIESフードビジネスフォーラムと、Global CEO ForumおよびGlobal Commerce Initiativeが合併し、Consumer Goods Forum(以下CGF)を設立しました。
 同会は、世界中の流通関係各社で組織され、会員社の総売上高は2.1兆ユーロ(約280兆円)に上ります。消費財の小売業と製造業の世界大手企業だけではなく、地域の専門店企業や独立系企業も加盟する組織です。消費財業界に影響を及ぼす主要な戦略的・実践的な問題において共通な立場を築くこと、競合しない協力的な関係づくりに力を注ぎ、リーダーシップや知識交流のネットワークの場を提供することが、同会の使命です。
 同会の会長は、デレーズ・グループのプレジデント兼CEOであるPierre-Olivier Beckers氏とプロクター&ギャンブルのプレジデント兼会長兼CEOであるAG Lafley氏の2人です。理事は50人で、小売と製造から25人ずつ。会長の選出同様、小売業と製造業から均等に選出しています。


同会が関わるであろうテーマ
 流通業界誌『プログレッシブ・グローサー』の編集長を経て、FMIのシニア・バイスプレジデントを長年にわたり務めたMichael Sansolo氏がネット上で小売業界ニュースを扱う『モーニングニュースビート』に掲載した記事に、「この新組織が焦点を当てることになる問題は、達成するには協力関係がカギとなる世界中の業界全体が関わるテーマという条件を満たす少数の重要な問題になるだろう。具体的には、サプライチェーン、食品安全、保安、環境問題が挙げられる。会長であるPierre-Olivier Beckers氏は、異常気象への懸念が増しており、改善の努力が重複しないよう調整機能の必要性を指摘している」と記している。


他団体との関係
 同じくSansolo氏の記事によると、「BeckersおよびLafleyの両会長ともに、政府への働きかけや、国内・地域内の諸問題対処の活動のみを行うFMIやグロサリー製造者協会(GMA)などアメリカを拠点とする各種協会団体の活動を侵害するつもりはないと語っている」という。「FMIやGMAは今後CGFと関係を築いていくだろう」が、「問題はその具体的な実施策だ」。「食品安全での評価が高いFMIと、CGFの世界的な食品安全への努力とをいかに調和させていくか」など、「協会間でいかに課題を共有化していくかは興味深い」とSanloso氏は述べている。


 FMIとして、今後、CGFをはじめとする他協会との協力活動などについては、随時本ページで紹介させていただきます。
                                           以上